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西中 一朗; 横山 明彦*; 鷲山 幸信*; 前田 英太*; 渡辺 茂樹; 橋本 和幸; 石岡 典子; 牧井 宏之; 豊嶋 厚史; 山田 記大*; et al.
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, 304(3), p.1077 - 1083, 2015/06
被引用回数:9 パーセンタイル:60.64(Chemistry, Analytical)29-57MeVのLiビームとPb標的核の反応においてアスタチン同位体Atの生成断面積を線, 線スペクトルメトリーで測定した。生成断面積の励起関数を統計模型モデル計算と比較することで、Li + Pbの反応機構を調べた。44MeVより大きい入射エネルギーでのAtとAtの生成断面積が理論値よりも小さいことから、分解反応が存在することを明らかにした。照射した鉛標的からのアスタチンの化学分離を乾式蒸留法に基づいて調べ、アスタチン製造の相補的な手法を開発した。
Zhang, Y.*; 早川 岳人; 大島 真澄; 片倉 純一; 初川 雄一; 松田 誠; 草刈 英榮*; 菅原 昌彦*; 小松原 哲朗*; 古野 興平*
Physical Review C, 65(1), p.014302_1 - 014302_15, 2002/01
被引用回数:20 パーセンタイル:70.12(Physics, Nuclear)中性子数,陽子数ともに奇数の原子核Irの縞スピン核構造を調べた。タンデム加速器を使ってSm(P, 5ng)反応によりIrを生成し、励起関数,X-,--t同時計数測定を行った。新たに4個の回転バンド(状態群)が観測され、これらの励起エネルギーの特徴とB(M1)/B(E2)比から、内部配位を決定した。1つのバンドで見つかった指標逆転現象について系統性を議論した。
Manokhin, V. N.*; 小田野 直光; 長谷川 明
JAERI-Research 2001-013, 22 Pages, 2001/03
(n,np)反応断面積のしきいエネルギーが(n,2n)反応断面積のしきいエネルギーよりも低い偶々核について、(n,1p)反応と(n,np)反応の両者の断面積の励起関数を矛盾なく評価するアプローチについて論じた。(n,2n)及び(n,np)反応断面積の励起関数の最大値の決定においては、Manokhinの系統式を用いるとともに、(n,2n)及び(n,np)反応のしきいエネルギーの差の質量依存性も考慮した。(n,2n)及び(n,np)反応の励起関数の計算には、Manokhinの系統式によって与えられる規格化された励起関数を用いた。いくつかの核種に対する(n,2n)及び(n,np)反応断面積の評価を行い、本研究における手法が妥当であることを明らかにした。
春日井 好己; 池田 裕二郎; 山本 洋*; 河出 清*
Annals of Nuclear Energy, 25(7), p.421 - 435, 1998/00
被引用回数:15 パーセンタイル:74.78(Nuclear Science & Technology)(n,)反応の部分的な励起関数のシステマティクスを中性子エネルギーが13.3から15.0MeVの範囲で、名大と原研FNSグループが測定したデータを使って調べ、14.0MeVでの断面積と相対的な傾きを表す経験式を導出した。相対的な傾きの経験式は反応の実効的なしきい値の関数で表した。また、断面積の経験式は2つのパラメータをもつ簡単な式で表した。経験式を使って13から15MeVでの部分的な励起関数を再現し測定値と比較した結果、計算値は30%の精度で実験値を再現した。
塚田 和明; 篠原 伸夫; 西中 一朗; 市川 進一; 永目 諭一郎; 末木 啓介*; 小林 貴之*; 中原 弘道*; 谷川 勝至*; 大槻 勤*
Radiochimica Acta, 76(4), p.173 - 180, 1997/00
ThおよびPuの陽子誘起核分裂によって生成する希土類元素領域の励起関数と質量分布を入射エネルギー9~16MeVの範囲で測定した。対象とした領域は主に核分裂の際の分裂比が1:2程度までで半減期10分以上の核種であり、全核分裂片から自動制御されたイオン交換分離装置で迅速に分離し定量にした。Puの実験系では測定できたどの質量領域においても同様な励起関数が得られたが、Thの実験系においては典型的な非対称質量分割で生成する領域(質量数140程度)と高い非対称質量分割で生成する領域(質量数150以上)で異なる傾向を持つ励起関数が得られた。Thの実験系におけるこの高い非対称性をもった領域は、中性子数50の閉殻が関与すると考えられる軽い分裂片の対になる領域であり、この励起関数にこのような閉殻の影響が反映されたと考えられる。
永目 諭一郎; 馬場 澄子*; 斉藤 直*
Applied Radiation and Isotopes, 45(3), p.281 - 285, 1994/00
被引用回数:5 パーセンタイル:47.66(Chemistry, Inorganic & Nuclear)Mo(p,n)Tc反応における励起関数及び核異性体生成断面積比を統計モデルに基づき解析した。その結果、陽子の入射エネルギーが12MeVを越えるエネルギー領域で、前平衡過程の寄与が起きていることが判明した。また複合核の角運動量分布を仮定した半経験的方法による解析からターゲット及び生成核のスピン差と核異性体生成断面積比の関係を議論した。
大槻 勤*; 中原 弘道*; 永目 諭一郎
Physical Review C, 48(4), p.1667 - 1676, 1993/10
被引用回数:28 パーセンタイル:82.57(Physics, Nuclear)種々のアクチノイド核をターゲットとした陽子誘起核分裂における分裂片の励起関数と質量収率曲線を求めた。統計モデルに基づく励起関数の解析から対称及び非対称質量分割に対する核分裂障壁値を各々の核分裂核(A)について求めた。これらの値はAの質量数が増加すると減少し、また両者の差はAの中性子数の関数として系統的に変化していることが明らかになった。
出雲 三四六; 反田 孝美; 松岡 弘充; 永目 諭一郎; 畑 健太郎; 関根 俊明; 馬場 澄子
JAERI-M 90-156, 13 Pages, 1990/09
テクネチウム同位体のトレーサーとして有望視されているTc製造評価のため、Mo(p,n)反応で生成するTcの生成断面積を求めた。その結果、陽子エネルギー20MeV以上でのTcの厚いターゲット収率は照射終了時に換算して890kBq/Ahであった。また、生成断面積測定用の薄いMoターゲットの電着法による新たな調整法を開発した。25Tcのターゲットからの分離・精製過程を検討するために、厚いMoターゲットを用いた試験的製造を行いTcの回収率として約85%を得た。
出雲 三四六; 反田 孝美; 畑 健太郎; 関根 俊明; 松岡 弘充; 本木 良蔵; 馬場 澄子*
JAERI-M 90-102, 28 Pages, 1990/07
PuとPuは、自然環境におけるPuの挙動を研究するためのトレーサーとして広く用いられている。われわれはこれらの核種について効率的な製造法を確立することを目的として一連の研究開発および製造試験を行ってきた。Puについては生成断面積の比較的大きいNp(d,2n)反応について励起関数を求めたのち、数100KBg規模の製造試験を行なった。その際、重陽子照射に対して堅牢な、厚いターゲットを調製するための最適条件を実験的に検討した。Puについてはターゲットとして同じNpが使えるNp(,n)反応を採用して製造試験を行なった。その結果、いずれの核種についてもトレーサーとして使用可能な純度のものを目的の量だけ得ることができた。
永目 諭一郎; 末木 啓介*; 馬場 澄子*; 中原 弘道*
Physical Review C, 41(3), p.889 - 897, 1990/03
被引用回数:32 パーセンタイル:84.91(Physics, Nuclear)Auをターゲットとして、陽子、ヘリウム-3、粒子誘起反応を、生成物の励起関数、反跳飛程、核異性体生成断面積比を測定して調べた。中性子放出だけを伴う(particle,xn)反応では、複合核を経由する反応の特徴を示した。一方荷電粒子(陽子、粒子等)放出を伴う反応では、直接反応の寄与が大きいことがわかった。また、Au(p,pn)Au反応では、高スピン状態にある生成物Auと低スピン状態のAuとの間に生成機構に顕著な差が見られた。(He,2p)反応では、一段階の一中性子移行反応の典型的な特徴を示していた。実験データと統計モデルの計算との比較の結果、(particle,xn)反応に関してはよい一致が見られた。また、複合核経由の反応について、複合核のスピン分布から核異性体生成断面積比を予測する。半経験的方法を提案した。
永目 諭一郎; 中原 弘道*; 古川 路明*
Radiochimica Acta, 46, p.5 - 12, 1989/00
Zn+、及びZn+He反応において、入射エネルギー40MeVで、stacked foil法により励起関数を求めた。入射粒子の核的性質を反映してそれぞれ特徴的な励起関数が観測された。
立川 圓造
新実験化学講座,7, p.475 - 493, 1975/00
反跳原子は一原子価原子と多原子価原子に分けることが出来る。ここでは代表例としてトリチウム、炭素を取り上げ、発生後、反応様式、更に反応のしきいエネルギーの決定、励起関数の決定等にわたりのべる
畑 健太郎; 馬場 宏; 馬場 澄子
JAERI-M 5558, 128 Pages, 1974/02
荷電粒子の飛程および無限厚さのターゲットに対する核反応生成量(Thick Target Yield)を計算するためのコードTYIELDを開発した。計算の対象となりうる入射粒子の種類は電子と陽電子を除く原子番号10までの荷電粒子に限られ、そのエネルギーは陽子相当で2MeVから500GeVの範囲に限られる。これらの制限は飛程の計算上の制約によるものである。ターゲットの種類はあらゆる元素、化合物、あるいは混合物について有効である。計算に必要な記憶容量は62K語、一反応あたりの所要時間はCPU専有時間にして2分以下である。附録としてフォートランリスト、全元素に対する陽子の飛程の計算値、218種類のラジオアイソトープの製造に有用な荷電粒子反応に対するThick Target Yieldの計算値、および励起関数データを載せた。